いよいよ姿を消してしまう近鉄12200系『スナックカー』
スナックカーは1969年に登場し1976年にかけて計168両が製造されました。一時は近鉄の特急型車両の最大勢力となり、50年間にわたり近鉄の特急列車網を支え続けてきました。
喫煙室のないスナックカーは新塗装化されること無く伝統の近鉄特急カラーで活躍を続けていましたが、新型名阪特急『ひのとり』が登場すると徐々に運用から撤退。大阪エリアではここしばらく京都駅から橿原神宮前駅を結ぶいわゆる「京橿特急」と、奈良駅を結ぶ「京奈特急」に限定して運用されていました。
そして、2月をもってついに全車両が引退する事になりました。
(注:この写真は2020年11月23日に撮影したものです)
今日は近鉄12200系「スナックカー」の営業運転最後の週末でしたので息子と乗り納めに出掛けてきました。今回はスナックカーの乗車だけで無く他にも2つの目的がありました。詳しくは本文をご覧下さいね。
大阪阿部野橋駅⇒橿原神宮前駅 特急『青の交響曲(シンフォニー)』
今回は橿原神宮前駅を11時ちょうどに出発する京都行きに乗車します。
この列車に接続する南大阪線の列車は観光特急「青の交響曲(青のシンフォニー)」です。なかなか乗車機会も無かったですし、3月末で失効してしまうKIPSポイントがありましたので奮発して乗車することにしました。これが今日の目的の一つ目です。
近鉄16200系『青の交響曲(青のシンフォニー)』 外観写真
青の交響曲に使用されている16200系は通勤形電車である6000系から改造され誕生しました。通勤形車両からの改造といえば、南海高野線の「天空」と同じ境遇の列車ですが、こちらもベース車両の雰囲気をよく残していますね。
近鉄16200系『青の交響曲(青のシンフォニー)』 車内
外観の写真が撮れたので乗車することにします。乗降口ドアはベースが通勤型車両ですので広々としています。車いすご利用の方にも優しいこのポイントは改造車ならではです。
車内は木目調の内装にグリーンのシートと上質なデザインとなっています。照明も電球色で落ち着いた雰囲気を醸し出しています。また、最後列の座席は側後方に向けられています。単独利用の方には便利な座席配置ですね。
2号車のラウンジスペースの照明も凝ったデザインです。ラウンジスページでのバーカウンターでは軽食の注文や吉野エリアの特産品、青の交響曲グッズ販売が行われています。今回は家族のお土産用にお菓子を購入しました。
橿原神宮前駅に到着!
大阪阿部野橋駅を10時10分に出発した青の交響曲は10時45分に橿原神宮前駅に到着。35分の乗車時間はあっという間でしたので何か勿体ないような気もしました…次は吉野まで行きたいですね。
橿原神宮前駅⇒京都駅 特急京都行き
12200系『スナックカー』に乗り納め!
橿原神宮前駅の構内で昼食用に柿の葉寿司を購入しました。
そのまま橿原線ホームへ行くと沢山のファンの方がスナックカーを撮影されていました。一般の方も「無くなるんやってねぇ」と話していた事から地域の足として活躍してきた功績は大きいですね!
いよいよ乗車します。せっかくなのでモーター音が楽しめる4号車or2号車に乗車しようと考えていましたので2号車で座席を予約していました。車内で先程購入した柿の葉寿司を食べて軽めの昼食とします。
橿原神宮前駅出発時点では乗客はまばら。大和八木駅で沢山の方が乗車してきました。
京都駅で折り返しの橿原神宮前行きの出発を見送り
京都駅に到着後は折り返しの橿原神宮前行きの出発を見送ることにしました。
スナックカーの出発を見送った後は近鉄丹波橋駅まで移動し京阪本線に乗り換えます。
丹波橋駅⇒淀屋橋駅 京阪本線特急淀屋橋行き
京阪本線の丹波橋駅から淀屋橋行きの特急に乗車します。
京阪本線経由で帰る理由は先日デビューした新3000系のプレミアムカーに乗車するためです。これが本日最後の目的です。
京阪3000系のプレミアムカーに乗車しました
3000系の特急が入線してきました。
プレミアムカーの座席は思っていた以上に快適!シートピッチも広くて少々の荷物なら足下に置くことが出来ます。マスク越しでも新車の匂いがプンプンしていました。
3000系のプレミアムカー登場で本数も増えますので京阪間の移動がより快適になりますね。
京橋駅で関空・紀州路快速に乗り換え予定でしたが結局淀屋橋駅まで乗車しました。(チケットは念のため淀屋橋駅まで購入していました。)
淀屋橋駅で下車後に撮影。6号車のプレミアムカーはピッカピカです!
淀屋橋駅からは御堂筋線でなかもず駅へ。なかもずまで乗り通すのは久し振りかも知れません。
乗ってばっかりの一日でしたが中身の濃い一日でした。最後までご覧下さいましてありがとうございます!
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